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情報の何を信頼する?

水槽の中から一定以上の大きさの魚だけすくい上げることができる網のイメージで、溢れるネット情報の中から自分に必要な情報だけを拾い上げるネット(!)があれば便利だけれど、とりあえずは情報をまとめているサイトを通じて、手っ取り早く世の中のことを知ろうとしている。

 

しかし、誰が発した情報であっても基本的には自分が経験したことでなければその情報の真偽はわからないし、何が正しいとも間違いとも言えない。そして情報を自分が信じるだけでなく、自分自身が直接手に入れたかのように人に受け売りしているのがもっと悪い。悪いけれど多くの人がそれを知らず知らずのうちにしている。

自分が実際に経験したこと、感じたことだけが事実であり、それをありのままに伝えることしかできない。

自分に起こる出来事を通じて判断する。

自分に起こることは、すべて自分に起因しているというスタンスで次なる一手を考える。

すべては自分次第であるという経験を積めば、自信がつき不安がなくなる。

 

分かっているようで、やはり何かに頼ろうとする。

手っ取り早く正しいことを、有利なことを、利益になることを求めて情報に翻弄されつづける。

 

自分の中に絶対なる答えがあるのに、なぜ外に情報を求める?

情報は情報。情報そのものが自分を動かすわけではない。

自分が何かを思い、自分を動かしている。

理解はできても、どうしてよいか分からない人には、見えない世界での改善が必要です。